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固有種オリイヤマガラとオリイコゲラに出会う

  • 執筆者の写真: kumanomi-ns
    kumanomi-ns
  • 2017年5月11日
  • 読了時間: 2分

 GWにH大野鳥研究会OBの皆さんと、浦内遊歩道の森の自然を一日かけて訪ね歩きました。中央山岳地帯に足を踏み入れる時の楽しみのひとつが、集落近くの山麓部では見られない、森の住人たち――ヤマガラとコゲラとの出会いです。野鳥研究会の底力でしょうか、普段はなかなか近くで見ることのできないこの鳥たちが、すぐ近くまで寄ってきてくれました。

 お客様の1人が見事に写真に収めることができ、お借りすることができました。

オリイヤマガラ

オリイコゲラ

 ヤマガラParus variusは東アジアの限られた地域(日本と朝鮮半島・台湾)に8亜種(ダイトウヤマガラは絶滅)が分布する、スズメほどの大きさの鳥です。西表島と石垣島には、八重山固有亜種オリイヤマガラP. v. olivaceusが留鳥として分布しています。額や頬・後顎部がクリーム色になる他の亜種と違い、本亜種とオーストンヤマガラP. v. owstoniは額や頬・後顎部は背や腹と同じ赤褐色になります。オーストンヤマガラに比べ、本亜種の方が色は淡いようです。

 コゲラDendrocopos kizukiはサハリンと日本・朝鮮半島及びその周辺域という東アジアの限られた地域に9亜種が分布する、スズメほどの大きさの日本最小のキツツキです。西表島には西表固有亜種オリイコゲラD. k. oriiが留鳥として分布しています。中央山岳地帯の鳥ですが、ここ数年干立集落でも見られるようになりました。その理由はよくわかっていません。

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