3月13日から17日まで、埼玉大学教育学部安藤ゼミの皆さんが来島しました。ゼミ生13名+先生1名で、西表の「大人と子どもの学び」について調べにきました。学力だけでなく、地域教育も当たり前のこととして行われている地域に興味があるようです。
14日はマングローブトレッキングと民具づくりのプログラムを提供しました。エコツアーではありますが、教育旅行の要素もプラスしたプログラムでは、“感覚”を駆使して自然との付き合い方を楽しんでもらいました。
学生向けにアレンジしたマングローブトレッキングでネイチャーショックを受けて、
島のネイチャークラフトでカルチャーショックを受け、
…現代社会に欠落しているものや、目指すべき教育のヒントが見つかったでしょうか?
翌日はヒアリングがあり、教員の卵の学生たちといろいろと話をしました。小さな地域で、住民はみんな知り合いという場は、都会での“フツー”とはかけ離れた世界であることを感じたようでした。
PTAだけでなく、地域の人が子供たちのことをよく知っていて、いろいろな場面で支援をしていることを実感したようです。また、大人たちに向かって物怖じせず、自分の言葉でスピーチをする姿を目の当たりにして驚いていました。親や先生方がよりよい教育環境を整えるために、時間と労力を使って試行錯誤している等身大の姿を見ていれば、人間として大事なことは自ずと伝わっていくものなのだと思います。「PTAの入会は任意…」などと揉めている世界の人には、なかなか理解できないかもしれません。
今回の実習を踏まえてどのような教員になっていくのか、卵たちのこれからに期待します。