3月26日は、JTB関東企画の島内周遊ツアーに参加してきた高校生のみなさん。その日の夜、夕食後に行ったのが「自由研究の計画立案」です。
この西表島滞在期間中、生徒たちには自由研究が課されています。毎日、実習のあとにその時間を確保してあり、6日目の夜に研究の発表を行います。その自由研究のテーマや方法について相談にのり、各々の研究テーマを決定しました。
3月27日
レクチャー「琉球列島の生い立ち」
亜熱帯林実習「西表島の森へ行こう」
西表文化実習「景観から地域文化を読み解こう」
1時間ほどのレクチャーを終えて西表を含む琉球列島の自然環境の成り立ち知ってから、亜熱帯林へ出発。祖納岳を登ります。
亜熱帯林実習では4つのテーマ別のグループに分かれての活動。ワークシートを使っての活動を行うグループと、個別の研究テーマを持って動くグループとありましたが、それぞれのテーマに関して「自分たちで発見する」ことを基本として1時間余りかけて山頂まで行きました。
1時間余りのトレッキングでも、観察眼を持って見渡すとさまざまなものが見つかります。
展望台まで辿り着いたら、干立を望む場所から、集落が山、川(マングローブ)、サンゴ礁に囲まれている様子を確認。
お弁当を食べたあとは、別ルートで下山。ワークシートの解答を確かめつつ、様々なものを見つけて下りてきました。
下山途中から、西表文化実習「景観から地域文化を読み解こう」に移ります。
島の中でも「西表地区」と呼ばれる干立と祖納集落は、伝統的な文化を継承する古い集落で、かつての八重山の暮らしの面影が色濃く残る地域です。その様子は風景の中からも見つけることができます。
終点は、祈りの場である干立の御嶽です。
祖納岳麓から干立集落までの間で見られる人の暮らしの様子から、リゾート地とは違う人と自然のつながりなど、この地域特有の雰囲気を感じ取ってもらえたでしょうか。