6月28日から7月5日まで、今年もS高校から西表島自然体験ゼミがやってきました。3年目にして初めて男子の参加です。今回は男子生徒4名+先生で7泊8日を過ごします。
【初日】
午前に石垣着、午後に西表着。3時頃にくまのみ自然学校のある干立に到着しました。宿泊兼講義やワークショップの会場となるイルンティ・フタデムラにチェックインをした後、すぐに海へ浸ってリラックス。
海から上がって、自炊で夕食を済ませた後は、オリエンテーションです。
期間中のスケジュールなどの連絡のほか、西表島のこと、とくに干立集落について知ってもらい、どのように過ごすかを考えてもらいます。
この日は長旅の疲れや緊張もあったでしょう、みんな早く寝たようです。
【2日目】
この日から10余りの実習と5つの座学を行っていきます。
はじめは「道具づくりに挑戦!小さなホーキをつくろう〜モノができあがるまで〜」です。この地域に伝わってきたワラホーキの作り方を基にして、今回はガヤでつくりました。
「なんで西表まできて、ホーキづくり?」という思いの彼らを連れて、まずは材料集めです。
この日の夕食で使うパパイヤもget。
集めた材料はこしらえて、
丁寧にホーキにしていきました。
お昼ご飯のあと、休憩をはさんでから次の実習です。
「野草&島野菜クッキング〜ムラの島ごはんをつくって食べる」。集落を歩いて食材を採ったもので、夕食をつくります。
「そのへんの草がごはんのおかずって…」と不安げな彼らと材料集めに集落を歩きます。
採ったものは調理して、
きれいに盛りつけて、できあがり。
この日のメニューは、新米ごはん(西表は今が収穫時期)、パパイヤチャンプルー、ウリの和え物、ビーフチビのツナ和え、エンサイの炒め物、フチビのマヨネーズがけ、カンダバーのみそ汁、ピーチパインとフルーツパパイヤのデザートです。
さあ、みんなでいただきます!
この日は夕食後に翌日の海の実習に向けた座学を行って1日が終了。
実習は、自然がすぐそばにあるシマの暮らしを体験しました。
ふりかえりから抜粋。
「一から材料を集め、物をつくるのは初めてだった」
「材料を結ぶやり方が、ほどけないのに簡単で丈夫ですごい。いろいろなことに活用したい」
「野草を使ってこんなに身近に食べられる食材があってビックリ。お金出さなくても知識さえあれば山の中でも暮らしていけそう」
「そこらへんで食材をとったことがなかったから、すごいいい経験だった」