人は生きるために自然を利用していますが、その一方で環境保全は欠かせない課題でもあります。環境負荷の少ない商品を購入したり、省エネに取り組むなど、人により取り組みも様々です。まずは自然を守るうえで基本になるのが、楽しい自然体験を持つことです。私たちはニュースや本・新聞を通じて、サンゴ礁の破壊やマングローブの伐採・野生生物の絶滅などの情報を持っています。それらは本当に重大な問題ですが、もう一つ重大な危機を迎えている自然があるのです。それは日本の市街地の自然です。身近にありながら、気づかれてもいません。西表島での楽しい自然体験を通して、自然との関わり方やつき合い方を身につけましょう。日々の暮らしの中で「この花はいつ咲くのか」といった小さな興味を抱くことが、身の回りの自然を守り、地球環境を保全することに繋がっていくのです。