くまのみ自然学校

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まめ知識

亜熱帯の自然・マングローブの不思議

 亜熱帯の楽園・沖縄の中でも、圧倒的な自然を誇る西表島。全域が国立公園であるこの島は、そのほとんどを深い森で覆われ、網の目のように40以上の川が流れています。日本のマングローブの約70%が西表島にあると言われ、河口域には独特の景観が広がっています。

 マングローブ・トレッキングでは、マングローブ植物たちの常識破りの不思議さと、そこに棲む無数の生き物たちに圧倒されることでしょう。

5億年かけて陸上で進化した植物

 海で生まれた生命が、川から陸へ上がってから5億年。植物は進化を繰り返しながら様々な環境に適応し、海岸から山岳地帯へ,熱帯から寒帯に至るまで、地上のあらゆる場所へと広がり、繁栄しました。

陸上植物にとって塩分は毒

 陸上での繁栄は、植物を海から遠ざけることになりました。海水に含まれる塩分は、陸上の植物にとって体を破壊する「毒」なのです。海岸植物ですら、海水に浸れば枯れてしまいます。

さらに過酷な潮間帯の環境

 マングローブのある河口域や沿岸域の潮間帯は、毎日6時間おきに海と陸という劇的な環境の変動を繰り返しています。さらに土壌は酸素の極めて乏しい還元状態にあり、それらが植物の進出を阻んでいるのです。

再び海を目指した植物たち

 それでも、植物たちは再び海を指しました。そのうちのいくつかが特殊な形態や機能を獲得することができました。そして、今私たちは熱帯の河口から沿岸域・サンゴ礁原にかけての潮間帯に豊かな森—マングローブ林を見ることができるのです。

北の国にある豊かなマングローブ

 日本はマングローブの分布する北限の国です。にもかかわらず、西表島には熱帯に見られるマングローブの主要構成種のほとんどが分布し、豊かな群落を形成しています。さらに、熱帯では見られない珍しい種も見ることができます。

自然観察に最適な西表島

 熱帯に比べると、亜熱帯の西表島のマングローブは群落の大きさもサイズもコンパクトです。だからこそ半日で、ゆっくりと群落の風景を楽しみ、じっくりといろいろな種の観察を楽しめるのです。

不思議な生態に挑む

 なぜマングローブが潮間帯で生育できるのかは、少しずつ解明されつつあります。インタープリターとともに間近で観察してみましょう。塩分や酸素不足を解決するために、マングローブがしていることを、見つけることができるかもしれません。

マングローブは子どもたちの遊び場

 西表島のマングローブは集落のすぐそばです。砂が多く含まれる干潟の土は歩きやすく、危険な野生動物もいません。村の子供達にとっては安全な遊び場のひとつです。