くまのみ自然学校

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ゲッキツの花と集落作業

2016/05/31

梅雨に入って半月。けれどもこの一週間、すでに夏のような天気が続いています。

天気予報を見ても、しばらく雨の気配がありません。

一方で、集落内の生垣では数日前からゲッキツ(月橘)の花があちこちで一斉に咲き乱れています。ゲッキツは、白い小さく可憐な花が集まって咲きます。やや光沢のある深い緑の葉に塊になった花がよく映えて、素直に美しいと感じられます。

「ゲッキツの花が咲くと、近く雨になる」といわれています。梅雨の中休みもほどほどにして、そろそろ雨が欲しいなあと思っていた頃なので、この開花はその意味でも嬉しいです。

もうひとつの楽しみが、その香り。園芸店ではシルク・ジャスミンという名で扱われていて、本家ジャスミン(茉莉花)よりも強い香りを放ち、そばを通っただけで花が咲いていることに気づくほどです。生垣の多い干立集落にはゲッキツがとても多く、この時期、集落内はゲッキツの香りに包まれ、幸せな気持ちになります。

 

 ところが、毎年ちょうどこの時期は、「シクヮー(初穂刈り)祝い」という神事に向けたムラングトゥ(集落作業)があります。今年は5月29日にありました。もうすぐやってくる稲刈りに向けて農道の整備や集落内の道路にはみ出した枝の伐採作業を行います。そうすると、咲き始めたゲッキツの花のついた枝も切られてしまうわけです……。

でも、大丈夫。残る花の方が圧倒的に多いので、まだしばらくは香りを楽しめます。

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