3月29日は、フィールドを海に移して行いました。
いつものようにレクチャーのあと、海に向けて出発。この日は干立集落から離れ、観光地としても有名な星砂の浜へ行きました。じっくりと観察すると、さまざまな種類の生きものを見ることができます。
午前中は海岸漂着ゴミについて。
きれいな観光地でも残念ながら海岸漂着ゴミはあります。それは海からやってくるので、西表の人が掃除をサボっているということでも、拾えば済むものでもないのです。
拾ったものを調べ、何がどこから来るのかを知ります。それを踏まえて初めて議論し考察することができました。これが問題の解決につながっていくのです。
そしてお昼ご飯のあとは、いよいよ海での観察です!
3月の西表はまだ気軽に泳げるほどの天候ではなく、最初は冷たさに震えていた生徒たち。泳ぎが上手な子とそうでない子のグループに分け、マスクとシュノーケルに慣れることから始めました。
でも、すぐに海の生きものに魅了され、お日様にも恵まれて、干潮の海を存分に楽しみました。
さすが生物部の集団だけあって、細かなこと、小さなものにも目が行き、興味津々で確かめたり観察したりと熱心でした。
干潮の海での観察は、泳ぎが上手である必要もなく、溺れる危険性も低く、なによりじーっと立ち止まれるので観察がしやすく、実はとてもよく生きものを見ることができます。
満潮時には水の底になる場所も、ご覧の通り。
干潮の海の上に現われた元気なサンゴの群落には、感激していました。
少し深くなっている場所で、泳ぐ人もいました。
まだ冷たい海なのに、存分に楽しんでいました。スゴイです。