4月27日【旧暦 四月二日 きのえ さる】
平成29年度の世願祭(ユーニンガイ)がありました。
ユーニンガイは干立の三大神事のうちのひとつです。

田植えが終わり、植え付けた苗が根付いて伸び始め、分けつ期が始まる頃に行われる豊年満作を祈願する行事です。
この行事のときにだけ作る料理があるのですが、その品取りやこしらえ作業は毎年、感慨深いものがあります。


料理に入れる植物のこしらえ作業は、手間がかかり人手もいります。また、こしらえ方にもコツがあります。
もう公民館の厨房からは卒業された先輩方も、このときはめいめい集まって手伝ってくれます。というより、指導せずにはいられない、というのが正しいかもしれませんが、ありがたいことです。
前日のムラングトゥにこしらえたこれら材料は翌日料理され、御嶽に供えられました。
当日はあいにくの悪天候でしたが、滞りなく無事にニンガイを執り行うことができたのは、願いが通ったことの表れなのでしょう。

みなさま、お疲れさまでした。