2015年12月5日から7日まで、2泊3日で沖縄国際大学の学生が干立にやってきました。
6日の午前はマングローブトレッキング。
学生たちは、沖縄生まれも、内地から学生になってやってきた人もいましたが、みんな実はマングローブを間近で見たことがないとのこと。
沖縄に住む学生といえども、強い関心があったり理学・生物学系でないとマングローブをよく知らないというは、おそらく決して珍しいことではないのでしょう。(たとえば内地の人が照葉樹に詳しいかというと、きっとそうではないのと同じだと思います)
というわけで、彼らは今回、身近なものに新鮮な興味をもったようです。
マングローブへの行き帰りの道では、集落や文化についての小話も。
戻ってきたら、ふりかえりシートに記入です。
島の野草と野菜たっぷりのお昼ご飯のあとは、マングローブカヤックの予定でしたが、あいにく雨となり、プログラム変更。稲作文化の根付く干立集落ならではの稲藁にまつわる手業プログラムとなりました。
稲藁で手ボウキをつくります。稲に触れるのも初めてという人がいたのですが、なかなか手際がよく、なかなかの出来映えでした。
夜は先生と学生の手料理と島の旬の食材を囲んで交流会。離島の夜を楽しみました。
翌日。チェックアウトの後、午前中は前日の手業の続きを行いました。
藁ホウキはひとまず完成しましたが、本来は“飾り”があります。
そのときに必要になるのが「縄をなう」技です。
縄をなうことは、さまざまな民具の基本となります。
長い縄をなえるようになりました。次はもう少し手の込んだ民具に挑戦できそうです。
【彼らの感想】(ふりかえりシートより抜粋)
・マングローブ林の中に入ったのが今回、初めてだったので景観に感動しました
・普段見られないような風景が見られて、とてもマングローブに興味をひかれました。もっと観察してみたいです
・マングローブの仕組みや、根だけでなく葉の特徴など面白かった
・藁は公民館などで見たことはありますが、身近にはなかったのでとても新鮮でした。もの作りはとてもおもしろく、作り方を覚えればまた何度でも作ることができるので、とてもよかったです
・藁に触れて、素朴な感じや温かみがあっていいなあと感じました
・自然と隣り合わせの暮らしがしたいと感じました
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