NACS-J自然観察指導員講習会の助っ人

4/24は西表島でのNACS-J自然観察指導員講習会の最終日。干立集落の神行事「ユーニガイ(世願い祭)」と日程が被ってしまったので、3日目だけ講習会スタッフとして助っ人に入りました。 プログラム・デザインという基本技術に初めて触れる方も多かったようで、野外実習「自然観察会の企画」では、途方にくれて彷徨っている方々に考え方などをお話ししました。 テーマを持った自然観察の伝える力を実感するいい時間になったと思います。 みなさんお疲れさまでした。 #教育旅行

埼玉大学教育学部安藤ゼミのお手伝い

3月13日から17日まで、埼玉大学教育学部安藤ゼミの皆さんが来島しました。ゼミ生13名+先生1名で、西表の「大人と子どもの学び」について調べにきました。学力だけでなく、地域教育も当たり前のこととして行われている地域に興味があるようです。 14日はマングローブトレッキングと民具づくりのプログラムを提供しました。エコツアーではありますが、教育旅行の要素もプラスしたプログラムでは、“感覚”を駆使して自然との付き合い方を楽しんでもらいました。 学生向けにアレンジしたマングローブトレッキングでネイチャーショックを受けて、 島のネイチャークラフトでカルチャーショックを受け、 …現代社会に欠落しているものや、目指すべき教育のヒントが見つかったでしょうか? 翌日はヒアリングがあり、教員の卵の学生たちといろいろと話をしました。小さな地域で、住民はみんな知り合いという場は、都会での“フツー”とはかけ離れた世界であることを感じたようでした。 PTAだけでなく、地域の人が子供たちのことをよく知っていて、いろいろな場面で支援をしていることを実感したようです。また、大人たちに向かって物怖じせず、自分の言葉でスピーチをする姿を目の当たりにして驚いていました。親や先生方がよりよい教育環境を整えるために、時間と労力を使って試行錯誤している等身大の姿を見ていれば、人間として大事なことは自ずと伝わっていくものなのだと思います。「PTAの入会は任意…」などと揉めている世界の人には、なかなか理解できないかもしれません。 今回の実習を踏まえてどのような教員になっていくのか、卵たちのこれからに期待します。 #中学高校大学

平成30年ユーニンガイがありました

2018年4月22日 ユーニンガイ(世願い祭) 旧暦三月七日 きのえさる 4月21日は集落作業(ムラングトゥ)、22日はユーニンガイ(世願い祭)でした。 ユーニンガイ(世願い祭)は田んぼの稲が膝下くらいになった頃、豊作をお祈りする神行事です。 ブンヌスという様々な野のもの山のものを入れてつくる特別な料理があります。これをつくるために、ムラングトゥでは婦人は年齢問わず、引退した先輩方まで一緒になって食材をこしらえます。先輩達の手さばきの見事なこと! 今はどこも田んぼの稲は青々として青空に映えて、気持ちがいいです。 見るだけはキレイでいいのですが、今年は雨が少なく晴れの日が多くて田んぼをつくっている人たちの頭を悩ませています。 #行事 #自然 #暮らし

茨城高等学校西表島実習6 自由研究発表

今回の茨城高等学校の実習で感銘を受けたのは、実習の合間に自由研究を取り入れたことです。 毎日の実習が15時半頃に終了し、16時から夕食までの2時間半が自由研究の時間です。 テーマは各人の希望と実習プログラムの内容・実現可能性などをすり合わせて決定しました。 一人で取り組む者もいれば、グループで取り組む者も。ゆったりと流れる時間の中で、初めての自由研究に戸惑いながらも、データを取ったり、サンプリングしたりと皆、楽しそうでした。私たちは脱線しないように、ファシリテートさせていただきました。 最終日30日の夜、その自由研究の発表を行いました。会場は宿泊している南ぬ風(ぱいぬかじ)の食堂をお借りしました。 テーマの題材として取り上げられたものは、以下のとおりです。 カニ/水質(CDO)/土壌の性質/亜熱帯の木本/石炭/魚類/外来種/シダ植物/イリオモテヤマネコの糞/鳥の亜種/貝/星の砂/チョウ/海岸漂着ゴミ ​ 各グループまたは個人で5分程の発表のあと、質疑応答。ときに鋭い質問やツッコミも飛び交いつつも和やかな雰囲気で14の発表がなされました。個々の発表に対する先生方のアドバイスが今後の高校での活動に生きてくると感じさせ、また、今回の実習に取り組む熱意を表していたように思います。 時間オーバーしてかなり夜遅くまでの発表会となりましたが、皆の熱心な姿勢が伝わってくるとても充実した時間でした。 締めるべきところはビシッと締める先生方のお陰で、特にトラブルもなく終了しました。皆今どきの理系高校生という感じで、モバイル機器を鮮やかに使いこなしている様子はさすがの一言でした。 でも自然科学の多く

茨城高等学校西表島実習5 ジャングルトレッキング

3月30日 「亜熱帯のジャングルを抜けて聖地・カンビレーへ」 最後の日は、亜熱帯のジャングルのトレッキングです。沖縄県最大の川・浦内川を遊覧船で遡って遊歩道へ行き、亜熱帯のジャングルを歩きます。 沖縄県最大の滝・マリユドゥを越えると、そこは年に一度、島中の神々が一同に集うという聖地・カンビレーです。 川沿いに咲くセイシカのを見ながら、遊覧船は軍艦石まで進みます。 軍艦石からカンビレーの滝までのトレッキングコースは、グループで動きます。グループでワークシートを埋めながら進みましょう。 急ぎ足で行けば1時間ほどのコースですが、じっくりと周りを見渡し、探し物をしながら行くと、いくら時間があっても足りません。途中のマリユドゥの滝での集合時間を守れたグループはありませんでした。 途中、この実習で初めての雨。仕方ないのでスケジュールを変更して、マリユドゥの滝の見える展望台で早めのお昼ご飯をとり、雨をやりすごします。 雨が上がりお腹も満たされたところで、カンビレーの滝へ。無事に全員到着することができました。 しばしここで自由時間をとると、生き物探ししたり、ゆったり休憩したりと思い思いに過ごしました。 帰り道は、ワークシートの残りや、答え合わせをしながらグループで進みます。同じ道でも目に付くものがたくさんあって、やっぱり立ち止まりながら歩くことになり、あっという間に時間はすぎました。 帰りの遊覧船の到着待ち中。少しの時間も目一杯、生き物探しなどをしていました。 #中学高校大学 #教育旅行

茨城高等学校西表島実習4 サンゴ礁と海岸漂着ゴミ

3月29日 サンゴ礁実習「サンゴ礁の不思議を見に行こう」 海岸漂着ゴミ実習「漂着ゴミを調べてみよう」 ナイトプログラム「5種のホタルを見に行こう」 前日の夜にサンゴ礁についてのレクチャーを受けた高校生のみなさん。この日は少し移動してサンゴ礁の生き物をトレッキングで探しに行きました。実習の場所は星砂海岸です。 ここで生き物探しをしたあとに、海岸漂着ゴミの実習を行いました。 パッと見は美しい海岸線ですが、実は至る所にゴミが落ちています。海からやってきた海岸漂着ゴミが流れ着いたものです。 ゴミのうち、ペットボトルだけを30mの範囲で拾ってもらいました。 10分もたたずに、大量のペットボトルが集まります。 これを仕分けして、どこからやってきたのか調べます。 ペットボトルのラベルに記載されたバーコードから、原産国がわかります。 調べた結果、この日のゴミの多くは、中国からやってきたものでした。 どうやって中国から流れてくるのか? そして、どうしたら海岸漂着ゴミを減らすことができるのか? グループで話し合い、発表しました。 西表島と茨城県では海岸漂着ゴミの状況は違うことが予想されます。茨城県ではどこから、どんなゴミがやってくるのか? それを減らすにはどうしたらよいのか? ぜひ、地元に帰って取り組んでいただきたいです。 海から帰ってきて、早くに夕食を済ませたあとは、ナイトプログラム「5種のホタルを見に行こう」を行いました。この季節しか見られないヤエヤマヒメボタルの美しい発光のほかにも、3種類のホタルの光を見つけることができました。 #教育旅行 #中学高校大学

茨城高等学校西表島実習3 マングローブ

3月28日 マングローブ実習「マングローブを見つけよう」「干潟の生き物を見よう」 この日はマングローブ干潟が実習のフィールドです。前日の夜、レクチャー「植物の進化とマングローブ」を行って、実習を行うにあたり“植物について”の基礎知識をおさらいしました。 そして当日、朝からマングローブのある干潟へ行きます。 ここでもグループワークです。前日のレクチャーで確認した“植物の常識”と“マングローブ植物の特異な生態”を基に、ここに生えている植物の中から5種類のマングローブを見つけ出すという実習です。 まずはマングローブの生える干潟の環境を確かめます。 汽水域という、植物にとっては過酷なはずの環境で勢力を拡大させているマングローブ。つまり植物としては極めて特異な生態を身につけていることが予想され、それを想像させる形態を持つ木を広い干潟で探し出してもらいます。 5種類の特徴は伝えません。これまでの情報で、マングローブとマングローブ以外の植物を見分けることができるはずだからです。 四苦八苦しながら、晴天の干潮の干潟を歩き回り、各グループなんとか探し出すことができていました。 次の課題は干潟の生き物を見つけることです。 グループを離れ、各々が干潟に多くいる生き物のシオマネキを間近で撮影するというワーク。実はこれがけっこう難しいのです。 さっきまで聞こえていた生徒たちの声もなくなり、シーンと静まりかえった広い干潟で聞こえるのは空を飛ぶカンムリワシなど鳥の声ーーー。 途中、お昼ご飯の休憩をはさみ、再びマングローブの干潟へ。 生き物を探して間近で観察することをしているうちに、潮が変わり満ち始めてきまし

茨城高等学校西表島実習2 亜熱帯林と西表文化

3月26日は、JTB関東企画の島内周遊ツアーに参加してきた高校生のみなさん。その日の夜、夕食後に行ったのが「自由研究の計画立案」です。 この西表島滞在期間中、生徒たちには自由研究が課されています。毎日、実習のあとにその時間を確保してあり、6日目の夜に研究の発表を行います。その自由研究のテーマや方法について相談にのり、各々の研究テーマを決定しました。 3月27日 レクチャー「琉球列島の生い立ち」 亜熱帯林実習「西表島の森へ行こう」 西表文化実習「景観から地域文化を読み解こう」 1時間ほどのレクチャーを終えて西表を含む琉球列島の自然環境の成り立ち知ってから、亜熱帯林へ出発。祖納岳を登ります。 亜熱帯林実習では4つのテーマ別のグループに分かれての活動。ワークシートを使っての活動を行うグループと、個別の研究テーマを持って動くグループとありましたが、それぞれのテーマに関して「自分たちで発見する」ことを基本として1時間余りかけて山頂まで行きました。 1時間余りのトレッキングでも、観察眼を持って見渡すとさまざまなものが見つかります。 展望台まで辿り着いたら、干立を望む場所から、集落が山、川(マングローブ)、サンゴ礁に囲まれている様子を確認。 お弁当を食べたあとは、別ルートで下山。ワークシートの解答を確かめつつ、様々なものを見つけて下りてきました。 下山途中から、西表文化実習「景観から地域文化を読み解こう」に移ります。 島の中でも「西表地区」と呼ばれる干立と祖納集落は、伝統的な文化を継承する古い集落で、かつての八重山の暮らしの面影が色濃く残る地域です。その様子は風景の中からも見つけることができ

茨城高等学校西表島実習1 オリエンテーションとナイトプログラム

2018年3月25日〜31日の日程で、茨城高等学校の理系選択の生徒20名を受け入れ、実習を行いました。 これは、茨城高等学校が茨城県の「私立学校世界に羽ばたく人材育成推進事業」に採択され、「私立版未来の科学者育成プロジェクト事業」を取り組むことになったことに端を発します。担当の先生方が自然豊かな西表島で自然のしくみや自然や人々との関わりを深く学ぶ宿泊型の講座を企画され、昨夏より話し合いを重ねて実習を組み立ててきました。自然科学に対する興味関心を引き出すと共に、観察眼や科学的思考能力を養うことをめざしました。 その6泊7日の実習の様子をお伝えします。 【茨城高等学校 日程表】 ■3月25日 到着/オリエンテーションとナイトプログラム 夕方の船で西表島に到着した茨城高等学校のみなさん。夕食の前にオリエンテーションを予定していましたが、到着が遅れたため夕食後に変更。夕食の時間を宿にお願いしてズラしてもらい、19:30からオリエンテーションをスタートしました。 西表島は豊かで特異な自然環境こそ有名ですが、豊かな自然と共に育まれた生活文化も豊かで奥深い一面もあります。島で一週間活動するにあたり、西表島の基礎知識とマナーや活動での安全確保についてなどを頭に入れてもらいます。 やや駆け足でオリエンテーションを行ったあと、ナイトプログラムを実施しました。 今回の実習は、基本的にすべてグループワークです。グループに1枚ずつワークシートを配布、「自ら発見したこと」を記入します。 夜のプログラムの場所は干立集落内です。観察眼や生き物を感じ取るセンサーの感度を上げるには、ジャングルよりもずっと適してい

ヤエヤマヒメボタルの鑑賞はじまってます

期間限定のナイトツアー「ヤエヤマヒメボタルの鑑賞」がスタートしています。くまのみ自然学校のヤエヤマヒメボタルのツアーの最大の特徴は、ほかのホタルの光も見られること。最大で5種類のホタルの光を見られます。 この時期に光っているのは、ヤエヤマヒメボタルだけではないんです。西表の春の夜を存分に満喫しましょう!